日記

感じたこと、気になること、思い付いたこと

専業主婦

新卒で入社した会社を退職したのは2021年3月の初め。その後、1年半交際した彼と入籍して、両家挨拶をし、結婚指輪を2人で選んで、それからはだらだらとした日々を送っている。

コロナでなければ長期休暇の中ひとり旅でもしたかったけれど、私の行動から旦那さんが感染するようなことがあれば大変だ。

最近は友人とバンドを始めようと試みていて、既に2回スタジオで練習した。しかし楽器を鳴らすことに関してかなりのブランクがあること、体力や筋力の著しい低下によって、バンドの中で足を引っ張っている感覚や自分自身への苛立ちが大きくなりつつある。苛々は活力に変えて、とにかく個人練習をしなければならない。

仕事をしていないと不安になる。時は金なりという言葉が毎日頭に浮かび、今無職として過ごしている時間は社会において当然利益等発生しないし、自分にとっても何もプラスになっていない。

知識を得るとか資格を取るとか、出来ることを増やしていくとか、ダイエットするとか、筋力付けるとか、生産性のあることをしなければ。

頑張れ、自分。明日は昼まで寝るんじゃないぞ。

2019→2020

晦日。部屋の掃除と、長く伸びた前髪を切ってから、彼との待ち合わせ場所へ向かった。誘ってくれた映画に間に合うように。

缶酎ハイを一本空けてから、YESTERDAYを観た。

売れないミュージシャンが、世界一斉に12秒間の停電が起こったタイミングで車に轢かれて、目が覚めると誰もビートルズを知らない世界に。

インターネットで検索しても出てこない。レコードの棚を漁っても見つからない。

なぜかオアシスがない。コカコーラがない。ハリーポッターがない。

レディオヘッドはある、ブラックキーズはある。ニュートラルミルクホテルもある。

歌詞を思い出しながら人前で演奏するようになる。

誰もが素晴らしい曲だと称賛する。エドシーランの前座を務める。

エドのマネージャーが金儲け目的で接触する。

幼馴染のエルは有名になり気持ちが大きくなる彼から段々と遠のいていく。

大きなフェスでヘルプを歌った。幼馴染には彼氏が出来ている。後にビートルズを知っている2人が現れる。

人の曲で有名になって、金儲けをして、とは咎めない。この世界にビートルズを広めてくれてありがとうと伝える。イエローサブマリンを歌う。

ジョンレノンに会いに行く。船乗りの設定になっているし、感謝を伝えた後は精神科に行きなよとジョンは言う。

ビートルズの曲を聴きながら、字幕が流れる。

レットイットビー、あるがままで

ハードデイズナイト、君のために働く

オールユーニードイズラブ、愛こそがすべて

ビートルズに関してはどうせ良いに決まってるんだからと、正直しっかり聴き込んだことがなかった。

やっぱり、本当に、素晴らしい曲だった。

彼と映画館を後にして、ビートルズを流しながらドンキホーテに行った。しんみりした年越しは嫌だから、馬鹿みたいな帽子とサングラスをして、クラッカーを鳴らそうと思った。けれども、クラッカーしか見つからない。うろうろした挙句、お酒とおつまみだけ買って帰ることにした。

家で角煮と湯豆腐、カブの浅漬けを作って食べた。

年越し前に彼が少し落ち込んだ。今後のことを想像した時の経済的な理由だと思う。

解決はできないけれども、しっかり会話をして。幸せな時間を過ごしていたら年越し10分前。急いで蕎麦を茹でる。テレビをつける。ゆく年くる年の鐘で新年を迎える。

抱き合って、それから蕎麦を食べた。蕎麦湯をうっかり流してしまったので、出汁を2人で作って飲んだ。

ベランダで煙草を一本吸って、風呂に入って寝た。

大した夢は見なかった。

初夢なんてどうでもよくて、目が覚めた時に隣に彼が居ればそれでいい。

初詣に行って、おみくじを引いて、家で餅を焼いて食べた。残りのカブと、昨日1000円で買った日本ハムギフトの中のウインナーを食べた。彼は寝不足だろうか、調子が悪そうだ。

ごはんを食べた後は案の定寝てしまった。

寝ている間にギターを弾いていたら起こしてしまった。とても嬉しそうな顔をして聴いてくれる。自分の曲は出来ないけれど、少し弾いたことがある曲を少しやってみた。心地良いと言ってくれた。

パラノイドアンドロイドの始めの部分を教えてくれた。何回間違えても、上手に弾けなくても飽きずにずっと見て聴いてくれている。

彼は本当に心から音楽が好きなんだと感じた。

自分が適当に流してふわっと雰囲気で弾いていたことをとても恥ずかしく思った。これから毎日練習しよう。一緒に音楽をやりたいと思った。

コーヒーを飲んで、2人で横になって。

ベッドの中で、嫉妬のことについて話した。いい大人だとは分かっている。ただ、浮かない顔をしながら我慢するのはお互いに良くない。嫉妬して貰えているのは個人的にとても幸せなことだ。

今後のことについて話をすると、昨日の経済的な不安がまた出てきた。

不安や悩みにしっかり向き合って、考えるところが素敵だと思う。だから、その行為をネガティブに捉えて欲しくはない。

考えることを時間の無駄だと思って、落ち込むことを避けて、大切なことから目を背けてしまうのは少し違うと思っている。解決するか、しないか、結果はどうであれ。

あっという間に部屋は真っ暗になってしまって、もう少し話をしてから、彼を昨日の待ち合わせ場所に送り届けて、解散した。

 

年末年始、こんなに素敵な時間を過ごしたのは人生で初めてだった。

来年は初日の出を竜ヶ岩山から見たい。

また、ビートルズを聴きたい。